地震の日、大雅荘もライフラインが止まりました。
自分が施設に行った時、最悪な状況を考えていましたが、建物も無事で、職員や利用者の方々も皆元気だったことにとても安心したことを覚えています。
電気が止まったのでコールやエアマットなどが使えず、夜勤も増員して対応しました。
みんなが利用者の方を生活を守りたい、安心しても過ごして欲しいと、強い使命感を持っていました。
家に帰る時に空を見上げたら、今まで見たことがないくらいの星空が広がっていました。
家族や家、周りがどんな状態になっているのかわからない、これからどうなるのだろう…たくさんの不安がありました。
その時の思いを、利用者のチカさんが詩にしています。
【星座】
フッと夜空を見上げたら
いくつもの星が浮かんでいた
小さい星もある
大きい星もある
一つ一つ違うけど
どれもみんな輝いている
気がつくと
浮かんでいる星たちは
何かの形に
並んでいるように見える
淡い光の帯で
つながっているかのように
忘れないでほしい
あなたも
どこかで
誰かと
つながっていることを
目には見えないけど
心の帯で
あなたらしい形を見せながら
いつか見た星座みたいに
どんな困難なことがあっても、私たちは一人ではなく、みんなで協力していけば、どんなことでも乗り越えていけると信じています。
あの日を私は忘れません。
東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様の救済と一日も早い被災地の復興を心からお祈り申し上げます。